Things de Template

アイコンとUIがso cuteなこともあって愛用しているThings(Mac/iPad/iPhone)。
似たようなGTDアプリとしてはOmni Focusが有名ですが、なんちゃってGTDerの私としてはあちらはちょっと複雑すぎて、Thingsぐらいの機能性がちょうど良く感じています。
ただ、そんなThingsに唯一足りないと感じているのが、プロジェクトのテンプレートを作成できないこと。
定期的なプロジェクトであれば、そのプロジェクトに繰り返しを設定して万事OKですが、不定期に発生するプロジェクトに関しては都度プロジェクトを作成するか、一度終わったプロジェクトをログブックから引っ張り出してくる、という手間をかけていました。
さすがにその手間をかけるのが面倒になってきたため、テンプレート作成機能が搭載されるまでの間(そもそも搭載されるのかはわかりませんが)の応急措置としての対応を2通り考えました。

1. URLスキームを使う

URLスキームとは、といったことはGoogle先生に聞いてもらうこととして、URLスキーム+URLスキームに対応しているアプリを使用して、定型プロジェクトを登録する方法です。

準備するもの

  • Link Builder
  • 適当なURLスキームに対応したアプリ(ex. Launch Center Pro, Launcher, ショートカット)

手順

まず、本家謹製のLink BuilderのWebサイトをブラウザで開きます。

下にスクロールしてくと、Link Builderの作成画面が見えてきます。

まず初めに、上の赤丸のとおり「add-project」をクリックし、その後は順次下のように必要な項目を埋めていきます。

title : プロジェクトのタイトル
notes : プロジェクトのメモ
when : いつ(yyyy-mm-dd以外にも英語での自然言語にも対応)
tags : タグ
area : エリア
to-dos : タスク(改行で複数のタスクを登録可能)

詳しくは、各項目にある?マークにカーソルをあてるか、さらに下に記載してある説明文を読んでください。

入力を終えると、入力フォームの上(下画像参照)に入力した項目を盛り込んだプロジェクト作成のURLが表示されます。

あとはこのURLをコピーして、URLスキームに対応しているアプリに登録すれば、タップ一つでプロジェクトを作成できます。

この方法のいいところは手数が少ないところですが、残念ながら見出しの作成には対応していないため、プロジェクト内に見出しがほしい場合や、URLスキームの取り扱いがiOS端末ほど楽ではない(URLをブラウザのブックマークとして登録して、LaunchBarなどから呼び出すのが個人的なオススメ)Macで主に作業している場合には次の方法をとることになります。

2. プロジェクトを作成して複製して使用する

単純にテンプレート用のプロジェクトを目立たないところに作っておき、都度複製して使用します。

準備するもの

Things

手順

テンプレート用のエリアを作成します。

そのエリア内でプロジェクトを作成。

タグはお好みに応じて
(個人的には検索しやすくするためテンプレート用のタグを使用しています)

「いつ」は上のように「いつか」を設定します(設定しない場合は「いつでも」に表示されることになります)。
個人的に「いつかやること」は「やらないこと」と同義と考えているため、通常のタスク・プロジェクトは入れていません。そのため、「いつか」にはテンプレート用プロジェクトしか入っていない状態になり、他のタスクと区別がつきやすくなるのでこうしています。

あとは必要なプロジェクトをその都度複製し、いつ・タグ・エリアを修正(必要であれば期限を追加)して使用します。

こちらの方法は前者と比べてテンプレートを使用するのに修正する手間がかかる反面、(見出しを含めて項目が)完璧なプロジェクトを作成できること、Thingsのアプリ内で全て完結できること、が利点として挙げられます。

ということで、現在はこの2通りの方法をプロジェクトの複雑さに応じて使い分けているのが現状です。